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2017.12.26
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乗降客数が約350万人と世界一位を誇る新宿は、近年さらに進化しています!
南口にはバスタ新宿やJR新宿ミライナタワーが相次いで開業、LINEの本社も移転してくるなど、その成長は留まるところを知りません。
西口には超高層ビルが立ち並び、たくさんの企業がオフィスを構える新宿。
ファッションビルやデパートのような商業施設も多く、休日も楽しめる街ですよね。
新宿に勤務していて、これから一人暮らしを始めたい! と思いつつ、アクセスが非常に良くて選択肢が多いため、どの辺りの物件を探していけばいいのかわからない……という人もいるのではないでしょうか。
今回は、そんなお悩みを解決するために、住みたい街を選ぶヒントや、新宿へお勤めの人へオススメの街を紹介していきます!
いざ、一人暮らしを始めよう!と心に決めても、家探しが初めてとなると、最初はどのようにして絞り込んでいけばよいのか悩むところですよね。
間取りや設備など、住む家そのものは想像しやすいし、できれば駅から近い方がいい。
通勤にも休日のお出かけにも便利な場所がいい!とはいえ、勤務先で繁華街な新宿から遠くなければ、どこでもさほど変わらない気がするし、いまひとつ決め手がない……と感じている人もいるかもしれません。
そこで、住みたい街を少し具体的に絞り込むために、気をつけたいポイントを3つ挙げていきます。
新宿勤務であれば、新宿まで乗り換えなしの一本で行けることが理想ですよね。
通勤が楽になるだけでなく、休日のショッピングやお出かけも気軽にできちゃいます。
その駅に急行が止まるかどうか、止まらない場合は時間がかかりすぎないかどうかも考慮に入れておきましょう。
また、様々な街へバスで行ける場合もあるので、新宿以外へのアクセスも気になる人は確認してみると良いでしょう。
「新宿なら何でも揃うから、家の近所は何もなくても大丈夫!」と思っている人もいるかもしれません。
けれど、食料品や生活用品は毎日必要なものですし、うっかり切らしてしまっては困りますから、近場でも買えるようにしておきたいところです。
また、風邪をひいたりしたら、お医者さんやドラッグストアの存在は心強いですよね。
そこに住み、家で過ごす日や仕事帰りのことを想像して、スーパーやコンビニ、商店街、医療機関などが揃っているか、チェックしておきましょう!
そして、その街に住んでいる人たちの雰囲気もあらかじめ掴んでおきましょう。
興味のある人は、フィットネスクラブやカルチャーセンター、図書館などの施設が近くにあるかどうかを調べてみるのも良いですね。
家賃は毎月のことなので、少しでも安い方が嬉しいですよね。
家賃相場は、あるエリアで家を借りる場合の家賃を平均したもののことを言います。
一つ一つの街でめぼしい物件を探して家賃を調べる……というのはなかなか大変な作業なので、まずは家賃相場を見比べてみるのがよいでしょう。
これら、①交通の便、②生活環境、③家賃相場、の3ポイントを最低限抑えておくと、住みたい街の絞り込みに役立ちます。
では、ここまで紹介した交通の便・生活環境・家賃相場の3つを踏まえると、どのあたりが住みやすいのでしょうか。
東京23区内でも、場所によって性格は大きく異なります。
新宿からのアクセスが良いのは、副都心エリアと城西エリアと呼ばれる地域です。
副都心エリアと呼ばれる新宿区・文京区・渋谷区・豊島区の4区は、中央区や千代田区などの都心部に比べると住みやすい街も多く、新宿駅や渋谷駅、池袋駅のようなショッピングスポットが充実している地域です。
副都心エリアは、利便性が非常に高いものの家賃相場は都心3区よりも低く、コスパが良い穴場となっています。
都心エリアでは、ワンルーム・1K・1DKで駅から徒歩10分圏内の家賃相場は1ヶ月9.4万円以上ですが、副都心エリアであれば豊島区で6.5万円、新宿区で6.8万円、渋谷区でも8.0万円と明らかに低めになっています。
また、城西エリアと呼ばれる練馬区・中野区・杉並区・世田谷区は、副都心エリアのベッドタウンのような位置付けになっていて、新宿へは特に世田谷区からのアクセスが便利です。
世田谷区というと環境の良い高級住宅街で、家を持つとなるととても高そうイメージがありますが、実は先述の条件の家賃相場は6.7万円と、新宿区とほぼ同じくらいなのです!
この地域はファミリー層が多く、単身者向けの物件は比較的余裕があるため、良い環境でも安く住むことができるのです。
ここまでは、エリア単位で新宿勤務に都合の良い場所を見てきました。
新宿からのアクセスの良さ・環境の良さ・家賃の相場を考えると、まずは小田急線沿線・京王線沿線を探すと、バランスの良い街が見つかりやすいでしょう。
今回は、小田急線沿線から2つ・京王線沿線から2つと丸ノ内線沿線から1つ、おすすめの駅を紹介していきます。
祖師ヶ谷大蔵はから新宿までは、小田急線で21分です。
渋谷や三軒茶屋にもバスで行くことができます。
駅の近くにはスーパーマーケットや病院など、便利な施設が多く揃っています。
また、祖師ヶ谷大蔵には昔ウルトラマンを生んだプロダクションがあったため、それにちなんだウルトラマン商店街という大きな商店街があります。
ここでは、たくさんのイベントも季節ごとに開催されています。
下町を感じながら、自転車でのんびりと街を回るのもいいかもしれません。
東北沢は、新宿から小田急線で9分と、抜群のアクセスの良さを誇ります。
それだけではなく、代々木上原まで1駅で行けて、さらにホームを移動せずに千代田線に乗り換えることができます。
そのため、表参道などのショピングエリアはもちろん、大手町など都心へのアクセスも便利です。
また、少し歩くだけで下北沢に行くこともできるため、買い物には困りません。
下北沢駅から渋谷に行けば、急行で一駅です。
東北沢駅の周りは静かな住宅街が広がっているので、治安面でも安心だといえるでしょう。
続いて、京王線の沿線を2つ紹介します。
芦花公園駅は京王線の各駅停車が止まる駅で、新宿まで19分、渋谷まで30分の位置にあります。
隣駅は準特急の止まる千歳烏山駅で、商店街が充実していることで有名ですが、1kmも離れていないので歩いていくことができます。
そんな位置にありながら、芦花公園駅周辺は静かで治安もよく、生活に必要なお店は駅前に揃っています。
周囲には世田谷文学館、そして明治・大正の文豪の邸宅と庭を残した蘆花恒春園などもあり、ゆったりと文化的な休日を過ごすこともできます。
桜上水から新宿へは12分で、渋谷へも15分で行くことができます。
京王の各駅停車だけではなく急行が止まる駅なので、非常に便利です。
近くに大学があるため一人暮らしの学生も多く、幅広い層の人々が住んでいる、閑静な住宅街と呼べる街です。
飲食店やスーパー・医療機関も揃っていて、駅の北側には神田川や公園があるので散歩やジョギングが趣味の方にはぴったりです。
最後に、小田急線と京王線沿線以外の街からもう一つ紹介します。
方南町は丸ノ内線の支線の終点で、新宿までは約12分、高円寺や中野にも近い便利な立地です。
あくまで支線なため、都心へ出るには中野坂上での乗り換えが必要ですが、「都心近くにある郊外」といったような快適さが生まれていて、家賃相場も低めです。
現在、2019年をめどに丸ノ内線本線との直通運転が計画されていて、それに向けた工事が進められています。
これが実現すれば上記の乗り換えは必要なくなってますます便利になる、非常に将来性のある街です。
駅前には素朴な店が多く並ぶ、昭和の雰囲気を感じさせる商店街があります。
一人暮らしをするには最適の街、と言われることもあります。
ここまで、一人暮らしするための街の選び方と、新宿勤務の方が住みやすい街の例を紹介してきました。
街選びのポイントには、交通の便、生活環境、家賃相場といった3つがありました。
この3つをすべて満たし、新宿へのアクセスが非常に良いのが、小田急線、京王線の沿線なのです!
紹介した5つの街のなかに、気になった街はありましたか?
進化し続ける新宿の喧騒から、それほど遠く離れずとも便利で暮らしやすい街はいくつもあります。
良いとこ取りで充実した一人暮らしをスタートできるよう、ぜひ物件探しだけでなく街選びにも心を配ってみてくださいね!